ここでは現在、携帯、デジカメ、時計などに使用されているリチウム電池について研究をしていました。リチウム電池は
従来の電池に比べて約4〜5倍の電気を貯めることが可能であり、今後は電気自動車などの大型機器の電源として実用化される
ことが期待されます。電中研ではリチウム電池の性能を正確に把握する方法を開発し、大型の電池(2〜3kw級)の検証が可能
になりました。リチウム電池の場合、従来の電池に比べてなまりが少なく、寿命も長いとのことです。
また、電気自動車用電池試験設備もあります。今回は見学をしなかったのですが、ここでは電気自動車用電池の研究をしています。
電力会社と共同で電池の充電時間を短縮するために、電気自動車の実際の走行パターンを模擬した電池の充放電を繰り返す試験
を行い、短時間で効率良く充電できる方法の開発を進めています。
結果、従来の充電時間を約半分の5時間程度に短縮でき、夜間電力の時間帯において充電が可能になっています。(電気料金が昼間の1/4)
また今後は鉛電池より2倍の電気を貯めることができる最新のニッケル水素電池の研究も進める予定です。
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